プラクティス・アズ・リサーチ
ダンスと、ダンスムーブメントについて研究を行う
アーティスト、リサーチャーの皆さまへ
アートの実践として創作や教育を行う、とはどういうことでしょうか。
ものを作る行為は、とても知的で複雑な作業です。
1つの分野をとっても、1人1人のプラクティショナーによって
考え方や実践の方法は異なり、
その1人を見ても、その実践の1つ1つの場面に見られる現象は異なります。
アートの実践を言葉にすることは難しい、と考えるのは自然なことかも
しれません。
それでは、美術や音楽、演劇やダンスを作るだけではなく、
より深く知りたい、言葉にしたい、研究したいと考えるときに、
どのようなアプローチができるでしょうか。
他の研究分野と同じように、アートの研究にも様々な方法があります。
その1つとして、プラクティス・アズ・リサーチ(Practice as Research)
という方法論があり、ダンスの分野での私の実践は、主にこの方法を取っています。
アートの実践に見られる現象に対し、様々な学問分野における理論や概念との
関連から検証していく学際的なアプローチは、アートの分野における研究の
1つの方法論として確立し、イギリスの学術団体で長く取り入れられてきました。
ダンスの創作や教育の現場で、どのように問いを立て、対象を把握し、思考するか。
ダンスとダンスムーブメントを研究するための
プラクティス・アズ・リサーチの方法を教えています。
セミナー・ワークショップのご相談は、ホームページの「Contact」より
お受けいたしております。
安藤 卓